第204章

「今の時間じゃもうご飯は出ないな。ちょっと手配してくる」

村田志沢が水原蛍に軽くうなずき、食事の準備に出ていった。

水原蛍は上体を起こし、大きく伸びをする。

「もういいでしょ。聞いてのとおり、私はなんともないわ。そんなに心配しなくていいから」

井浦涼真はベッド脇の椅子に腰を下ろし、痛ましげな眼差しを向けた。

「蛍姉、俺、蛍姉がご飯食べ終わるまでいる。じゃないと安心できない」

「俺も!」

松本敬が慌てて声を上げる。

村田瑠美は片眉を上げ、心の中でくすりと笑った。

高橋逸人、ライバル出現。ふふん。

「井浦涼真、松本敬。今日は本当にありがとう。ふたりがいてくれなかったら、私……...

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