第213章

 教官の真意を悟ったのか、井浦涼真の目がぐるりと動き、一歩前へ踏み出した。

「教官! 俺たちは戦友です。彼女たちの分も、俺が引き受けます。千回できます、千回分担させてください!」

「強がりか?」

 風野はマスク越しに口元を歪め、ニヤリと笑う。

「俺のために千五百回だ」

「はっ!」

 井浦涼真は即座に身を伏せた。

 続いて、松本敬が声を上げる。

「教官! 自分も志願します。千回できます、千五百回分担させてください!」

「ほう?」

 風野は眉を跳ね上げた。

「面白い。貴様は二千回だ!」

「教官、自分も志願します」

「教官、自分も……」

「教官……」

 次々と名乗り出...

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