第214章

「え? 社長の仕事だけじゃなくて、社長の機嫌まで取らなきゃいけないの? っていうかさ、その社長ってまさか女じゃないよね? 気をつけなよ、男なんて誘惑に弱いんだから。あっさり浮気されるかもよ」

 柳田雪乃は慌てて首を振った。

「違う違う、社長は男だよ。ただ、ふたりが仲いいだけ」

「男? それはそれで気をつけなきゃね。最近さ、男が男好きってパターンも多いじゃない? こっちからしたらたまったもんじゃないわよ。前は女だけ警戒してればよかったのに、今じゃ男まで警戒しなきゃいけないなんて。――っと、やば、彼氏がコーヒー買ってくれたから取りに行ってくる」

「ラブラブだこと」

 ほかの子たちはそう...

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