第218章

「でも、あんたは自分の力じゃなくて、その指輪であたしを傷つけたじゃない!」

速水理露はまだ納得がいかないという顔で噛みついた。

水原蛍はふっと笑って、彼女を見やる。

「じゃあ、あんたに腕を外された私は、一方的にやられてろってこと? 試練なんだから、怪我なんてつきものよ。こっちは骨までやられてるんだから、その程度のかすり傷、文句言うほどのもん?」

水原蛍は聖人じゃない。何事も公平公正、なんて綺麗事は通せない。

今回自分がやったことが正しくないのは分かっている。外部の力を借りたのも事実だ。それでも勝つために、約束を果たすために、そうせざるをえなかった。自分なりの、どうしても譲れない理由...

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