第225章

新田未奈はしばらく考えてみて、東雲麻乃の言葉を頭の中でなぞってみた。

……全部当てはまる。驚くほど、一言一句、ズレがない。

こくりと頷くと、東雲麻乃はすかさず続けた。

「ね、あたしの言った通りでしょ。あの女、あんたを利用してるだけなのよ。考えてみなさいよ、井浦涼真って、あんなに顔が良くて、雰囲気も別格で、一目で“普通の家の子じゃない”って分かるレベルよ?そんな男、女なら誰だって一目で分かるわよね?」

その点に関しては、ほかの誰はともかく、東雲麻乃自身が一番強く頷いていた。自分の言葉に、自分で説得されかけているくらいだ。

「そんなイケメンが、自分からアプローチしてくれてるのよ?たとえ...

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