第227章

 この種目は拳銃プログラムの中でも、もっとも射程が長く、精度も最高レベルで求められる、つまり難易度が一番高いテストだった。

 銃に触ったことすらない者にとって、この二つのテストをこなすのは、ただただ過酷というほかない。ましてや、この後には速射プログラムまで控えているのだ。

 水原蛍はきゅっと唇を結び、視線をそらした。

「心配するようなことかしら。もしかしたら運よく、まぐれ当たりで勝っちゃうかもしれないじゃない」

 高橋逸人は口元をわずかに上げる。

「蛍。勝算もないのに、わざわざ来るような女じゃないだろ」

 水原蛍は、ほんの少しだけ後ろめたさを覚えた。

「私、ただ負けたくないだけ...

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