第585話

「ベッドで裸でただセックスばかりしてる状態で、本当に結婚式の計画なんて立てられないよね」アリックが股間で私のお尻を軽く突いて、うとうとし始めていた私を目覚めさせる。

私たちは一晩中起きていて、ベッドでの曲芸のような行為をし、今日の大半もそれを繰り返しているようだった。起き上がったのは、彼が裸で料理した食事のときだけで、ソファやアパートのあちこちの場所で、そこでのセックスがどれほど素晴らしかったかを思い出すために再訪しなければならなかった。まるで私たちが時間を巻き戻して、一緒になった最初の数週間に戻り、すべてに対する新たな渇望を取り戻したかのようだ。

婚約って本当に最高。

「リーラに結婚式...

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