第100章-家に帰るのが待ちきれません

ネイサン視点

午後五時までで仕事はもう十分だった。母に会うのが楽しみだったわけではない。だが五時に切り上げれば、アメリに会いに帰れる。その機会を、見すみす逃すつもりはなかった。帰るのが待ちきれない。

ブリーフケースをつかみ、オフィスを出た。

サミラがこちらを見てにやりと笑う。「気をつけて帰ってね。アメリによろしく言っといて」

俺は小さく笑った。「ありがとう、サミラ。君も早く上がっていい。今日もよくやってくれた」

「ありがとうございます、ボス」

ガラス越しにサミュエルの部屋へ手を振る。彼は腕時計に目を落とし、片眉を上げて俺に微笑んだ。俺もにっと返す。

アメリに出会ってから、仕事への...

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