第105話火花を見た!

ネイサン視点

もう一時間半、格子状に行ったり来たりしている。あいつらがいる手がかりは、ひとつも見つからない。あたりは暗くなりはじめ、空には夕焼けの鮮やかな橙と桃色が滲み出してきた。今日の捜索時間が尽きかけていることを告げる、美しい警告だ。どうしてこんなに見事な光景が、腹の底に鉛を落としたみたいな恐怖を連れてくるんだ。

「マイケルズ先生、捜索を打ち切るまで、あと三十分ほどです」ジェームズが言った。

「可能なかぎり引っ張れ」俺は答えた。「一秒たりとも無駄にしたくない」

「了解です、先生」ジェームズが応じる。

さらに十五分ほど続けたところで、無線が入った。湖の一角で、機体の翼が浮かんでいる...

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