第108章 — サボタージュ?

ナサン視点

アメリーの手を放したくない。触れていられるだけで、心がすうっと落ち着く。欠けていたピースがはまったみたいだ。救助拠点がある史跡エリアまで、もうすぐだ。ヘリを降りる時だけは、たとえ数分でも手を離さなければならないとわかっている。胸の中にいる相手を失うかもしれない――その可能性を真正面から突きつけられると、人は変わる。すべてが急に、驚くほどくっきりする。今夜、俺は彼女に愛していると伝えるつもりだ。

救助基地に到着し、俺はアメリーの手をいったんほどいた。すぐにヘリから降り、彼女が扉を開けるのに合わせて反対側へ回り込む。外へ出るのを手伝い、指を絡め直した。

笑顔のロイが俺たちを迎えた...

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