第16話案内してあげる

ナサン視点

アメリーはもうすぐここへ来るはずだ。今朝会ってから、もう六時間以上が過ぎているのに、永遠みたいに感じる。彼女に心を奪われた――なんて言い方では足りない。いつだって彼女のことが頭から離れず、ほかの何も気にならなくなっている。彼女がここに来てくれさえすれば、きっと全部うまくいく。

俺は自分のオフィスを出て受付へ向かった。サミラが不思議そうにこちらを見る。

「何かご用ですか、マイケルズ先生?」彼女は微笑む。

「いや、ありがとうサミラ。ちょっと足を伸ばしてただけだ」俺は答えた。

サミラは俺を見て、にやりとする。「へえ、そうなんですか? 今日、例のカヴァナーさんが来るからってわけじ...

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