第201章 — 複雑な感情

ネイサン視点

リムジンでの帰り道は、実に楽しかった。ローガンは試合の体験がよほど嬉しかったのか、終始きらきらとした笑顔を浮かべていた。エリザはモーガン、マディソン、キミー相手におしゃべりが止まらない。ポール、ダンテ、ダットン、ザンダーは、スタンレー・カップを獲るのは誰だで言い争っている。正直、俺が一番いい立場だった。アメリーが隣で寄り添っていて、俺は友人や家族が幸せそうにしているのを眺めていられたからだ。

この五年、俺の頭の中は勉強と仕事でいっぱいだった。……いや、それだけじゃない。何かを求めて女を追いかけ回していたこともある。果てしない探索だった。だが、どれも俺を満たしはしなかった。自分...

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