第240話ただのキスだった

ナサン視点

一刻も早く飛行機に乗って、アメリーのもとへ戻りたい。彼女なしで過ごすのは苦痛だった。たった三晩なのに、三年にも感じる。

腕の中に抱きしめて、彼女の匂いを胸いっぱいに吸い込んで、そして――中に入りたい。くそ。考えただけで硬くなってくる。やめろ、ナサン。空港へ向かう前に、まずは男どもを昼飯に連れていかないと。

「で、お前ら、昼はどこにするか決めたか?」と俺は訊いた。

「なあ、タコスの屋台ってどう?」ローガンは質問に質問で返してきた。「フード番組で見たんだ。国内で一番うまいってやつ」

「じゃあ、それで決まりだ!」俺は即答した。「場所は?」

ローガンが俺の携帯に位置情報を共有し...

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