第260章 — これは一人ではできない

アメリー視点

同じ日課が、もう四週間も続いている。

午前八時。病院で目を覚まし、身支度をして、人生でいちばん愛している人に「おはよう」を言う。

午前九時。朝食が部屋に運ばれてくる。あるいはモーガンかダットンが持ってきてくれる。そして毎日同じ質問をする。「何か変わった?」それに私は毎回同じ答えを返す。「ううん、まだ同じ」

この四週間で変わったことといえば、二週目に、彼の肺が自力で呼吸できるまで回復して、呼吸用の管を外せたことくらいだ。それ以外は、何も変わらない。……まあ、呼吸の管が取れたおかげで、今は彼の唇にキスできる。それだけが、違う。

午前十時。理学療法士の手伝いをして、彼の腕と脚...

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