ボーナス-億万長者の友達 — キミーとダンテ — 5

キミー視点

「はあ、なんですって?」ダンテの宣言に、思わず聞き返した。

「聞こえただろ。聞こえなかったふりなんかするなよ」ダンテはニヤリとした。

「私に拒否権はあるの?」左眉をすっと持ち上げて尋ねる。

「ないね。おまえは俺が甘やかして愛してやるのを、うっとり幸せに受け取ってればいい」ダンテは得意げに言った。

「その話はあとでね」私は言い切った。

キミーに返事をしようとした、その矢先にマディソンが口を挟んだ。

「今夜は本当に素敵でしたけれど、あいにくパパは明朝早く裁判所に出廷しなくてはならないの。それに、ママと私はフランスへ行くのよ」

「また会えてうれしいよ、マディソン」ネイサン...

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