ボーナス-億万長者の友達 — キミーとダンテ — 10

ダンテ視点

個室ゲームを抜けた瞬間、ブラジルからの観光客の団体に取り囲まれ、みんなが僕と写真を撮りたがった。僕がブラジルでメガ級のスーパースター扱いされているのは、初期の映画の一本があの国を舞台にしていたからだろう。笑って、ポーズを決めて、サインする。くそっ、キミーに何かあったら、僕は一生自分を許せない。最後のサインを書き終えた、そのときだ。顔を上げると、キミーが建物の外へ連れ出されているのが見えた。

あれはフランクリン・デュヴァルか?――ふざけるな。そんなこと、この僕が見ている前で起こさせるものか。奴は彼女の腰を死ぬほど強く掴み、文字どおり押すようにして連れていく。僕はそのまま突進した。...

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