ボーナス-億万長者の友達 — ポールとマディソン — 5

マディソン視点

メインデッキに着くころには、みんなもう昼食を食べ始めていた。どれもこれもおいしそうで、思わず目が奪われる。けれど頭の奥では、父の声が大きく、はっきりと響いていた。『金持ちは太った妻なんて欲しがらないのよ、マディソン』。私は魚を少しと、サラダをほんのわずか皿に取った。

「それだけ食べるの? マディソン」ポールが訊いた。

「うん。体重、気をつけてるの」私はそう答えた。

「さっきシュノーケリングで、それ以上に消費してるよ」ポールは言った。「それに、もっと食べなきゃ。君の身体は俺が見張っておく」彼はニヤリとした。

「ポール、いやらしいこと言ってる?」私は照れながら訊く。

「...

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