ボーナス-億万長者の友達 — ポールとマディソン — セブン

マディソン視点

「どういう意味よ、ポール?」私は無垢を装って訊ねた。

「マディソン」ポールはたしなめるように言った。「分かってるだろ。わざわざ口に出させたいのか?」

「何のことよ、ポール?」私は落ち着かない声で言った。

「おまえの父親が、バルコニーで電話してるのを聞いた」ポールは言い切った。

「……そう」私はうつむいた。

ポールが身を乗り出し、指先で私の顎を持ち上げた。視線が絡む。青い瞳が魂の奥まで刺さってくるみたいだった。何かを探している――たぶん答えを。

「おまえのせいじゃない」ポールは断言した。

「……分かってる」私はかすれ声でつぶやいた。

「マディソン、おまえのせいじ...

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