ボーナス-億万長者の友達 — ポールとマディソン — 18

ポール視点

マディソンが涙をたたえた目で見上げてきて、胸が張り裂けそうになった。彼女はどうして、ここまで「自分は愛される価値がない」と思い込むようになってしまったのだろう。父親と離れて過ごしたこの三か月で、少しは自信が戻るはずだと思っていた。だが、長年積み重なった傷は、癒えるのにもっと時間が要るのかもしれない。それでも、ひとつだけはわかっている。俺は彼女を諦めない。今も、これからも、絶対に。

ここへ向かう車の中で、両親に電話をした。事情を話して、「人生でいちばん愛している人」を紹介したいから、ビデオ通話にしたいんだと伝えた。もちろん、ふたりは大喜びだった。父さんは「やっと尻軽をやめる気にな...

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