第34章-署名済み

アメリー視点

ネイサンが私の指にはめてくれた指輪を、じっと見つめる。今まで見たどんなものよりも美しい。契約書に何が書かれていようと、もうどうでもいい。私は身を乗り出してペンをつかみ、最後のページをめくる。そこに自分の署名を走り書きした。

「まだ細かいところ、全部確認し終わってないだろう?」ネイサンが困惑した顔で私を見る。

「信じてる、ネイサン。あなたが私を傷つけるようなこと、するはずないもの」私はそう言い切った。

彼が微笑む。その瞬間、胸の奥のずっと深いところで、彼の喜びが伝わってくる。今の私の気持ちと、ぴたりと重なるみたいだ。危うく、彼への想いを全部ぶちまけそうになった。でも思いとど...

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