ボーナス — 億万長者の友達 — ティフとサミュエル — 2

サミュエル視点

えっ、いま……聞き違いじゃないよな? 俺が思ったとおりのことを言った?

「今、なんて言った?」俺は尋ねた。

「ねえ」ティフはそう言うと、いったん言葉を切り、俺の胸をゆっくりとなぞり下ろした。そして耳元へ身を寄せ、囁いた。「私と、キスしたい?」

「君にノーなんて言うと思う?」俺も囁き返した。

ティフは俺をソファの一つへ導き、座らせるように軽く押した。次の瞬間、彼女は俺の膝にまたがって向き合い、そのまま唇を重ねてきた。……なんてことだ、キスがうまい。俺は腕を回し、彼女の身体を自分にぴたりと引き寄せた。体温、香水の匂い、口づけの味――頭の中がぐらぐらとかき回される。まさに感...

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