第44章 — ポーカー

ネイサン視点

いったい何が起きた?アメリー、無事でいてくれ。ソファに横たわる彼女を見つめる。呼吸はさっきより落ち着いているようだ。もし彼女に何かあったら、俺はきっと正気を失う。

「大丈夫か、アメリー?」声が震えないようにしながら訊く。

彼女は手を伸ばして俺の頬に触れた。「大丈夫、ネイサン。きっと暑さのせいよ」そう言って、まっすぐ俺の目を見返してくる。

「怖かった」俺はそう返し、彼女の首筋に頬を寄せた。信じられないほどいい匂いだ――百合と雨が混じった、あの馴染みの香り。生涯、毎日この匂いに浸っていたい。

アメリーは微笑んで起き上がろうとするが、俺が止める。「休まないと」そう告げた。

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