章 60 — いまいましい女の子

ネイサン視点

「じゃあ、会社のほうで譲渡書類を作らせますよ、サルヴァトーレ」俺はそう告げた。「投資をさらに任せてくれて、ありがとうございます」

「こんな顔をされたら、断れるわけがないだろう?」サルヴァトーレはアメリに指を向けた。「その人形みたいな子、しっかり囲っておけよ」

「もう契約済みです」俺は答えた。

俺たちは握手を交わし、車へ向かう。マーカスがドアを開けて待っていた。乗り込むと、俺はアメリに向き直る。

「なあ……いったい今のは何だ?」俺は訊いた。

「彼の隙を利用しただけよ」アメリはさらりと言う。「男はいつか必ず下半身で考えるの。権力のあるマフィアのドンでもね」

俺は腹の底か...

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