第105章ジュードはセロンを探します

レイラ視点

まさかテロンが、こんなものを残していくなんて思いもしなかった。

「これ……もしかして、フェニックスの?」私はそう口にした。

ジュードは指の関節で、私の額をこつんと軽く叩いた。「フェニックスは煙草を吸わない」たった一言で、私は完全に黙らされる。

「じゃあ、ソフィアのに違いない……」私は歯の根も合わない嘘を重ねた。

「まだ誤魔化す気か? いいさ、俺が自分で確かめる!」ジュードの声が硬くなる。

胸がどくどくと脈打ち、私は慌てて追いすがって彼の腕をつかんだ。「ジュード、何を探してるの? ここには誰もいないよ!」

彼は振り向く。「へえ、いない? じゃあ、どこにいるんだ?」

凍...

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