第106章これを最後までやりなさい

レイラ視点

私はゆっくりとうなずいた。「私もそう思ってる。でもテロンは同意しないの。ノアを私と一緒に住まわせることは許すって言うけど、親権だけは絶対に手放さないって。もっと強硬な手で争うこともできるけど……」私は言葉を切り、心配で声が自然と柔らかくなる。「それでノアがどうなってしまうかが怖いの!」

ジュードは身を乗り出し、目を細めて真剣に耳を傾けた。

「ノアとも話したの」私は手をもみながら続けた。「この数年、テロンはあの子に優しかった。心から愛してくれていた! だから、どう動くべきか迷いがあるの。機会があれば、もう一度テロンと話したい。平和的に解決できるなら、それがいちばんいい。ノアの痛...

ログインして続きを読む