第133話私を満足させて

セロン視点

俺はジェームズを書斎に呼びつけ、レイラにまとわりついている疑惑を、今度こそ完全に片づけると決めた。

「六年前の、レイラとクロエ・リードの一件を調べてくれ」俺は言い含めるように、きっぱり告げた。「いわゆる『殺人未遂』の疑いについて、詳細と証拠を全部持って来い。クロエがあの階段から突き落とされたと言われているとき、いったい何が起きたのかを正確に知りたい」

スターリング・グループなら、この件を揉み消す力はある。だが、レイラの名誉は、それだけでは足りない。あの疑いは時限爆弾のように彼女の頭上にぶら下がっている。それを永久に取り除いてこそ、彼女は「殺人未遂」の烙印から逃れられるのだ。

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