第148章マーガレットの誕生日パーティー

レイラ視点

止めなければ、この先あの人が何をしでかすかわからない――そんな恐怖があった。

「セロン!!!」

羞恥と苛立ちで顔をこわばらせながら、私は必死に呼びかけた。平静を装おうとしても、胸の鼓動がうるさいほど高鳴っている。

永遠にも思えた時間の末、ようやく彼は私を放し、一歩引いた。彼が扉のほうへ向かい、クローゼットを出ていくのを見て、全身から力が抜けるほど安堵が押し寄せた。扉越しに、彼が子どもたちへ声をかけるのが聞こえる。

「もうハサミはいらない。絡まりはほどけた」

「よかった!」

子どもたちが声をそろえて返事をした。

壁にもたれても脚が震え、心臓はまだ速いままだった。深呼吸を何...

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