第156話あなたは私のものになることしかできない

レイラ視点

「酔ってるの? でなきゃ、その顔、どうしてそんなに厚かましくなれるの。寝る前から寝言みたいなこと言って、妄想までしてるの?」私は彼の図太さが信じられなかった。

セロンは薄く笑いながら携帯を掲げた。「君が俺に電話したんじゃないのか? だったら当然、そう思うだろ……」

私は彼の顔をじっと見つめ、本当に酔っているのかどうか探った。

「考えすぎよ。別に会いたかったわけじゃない。私はただ……聞きたいことがあっただけ」防衛的に言い返す。

セロンは私の部屋のほうへ手を示した。「中で話す? それともここで? 君の両親や兄弟、近くの部屋にいるはずだ。防音は効いてるとはいえ、声が漏れたら……...

ログインして続きを読む