第161章祖父母を訪ねる

レイラ視点

朝食のあと、ブランドンは席を外した。「裁判所に行かなきゃならない案件があってね」と言う。

アダムもほどなくして出ていった。会社で緊急の会議があるとかなんとか。

結局、祖父母に会いに行くのに私と子どもたちに付き添ってくれたのは、両親だった。

祖父母は何年も前に引退していて、庭いじりに野鳥観察、そしてチェスの対局に日々を費やしている。ときどき旧友を招いて、文学や芸術について語り合うこともある。

朝九時ごろ、車で私道を上がっていくと、入口に二人の年配の姿が待っているのが見えた。けれど、私を驚かせたのは、その隣に立つ若い人影だった。

母は私の視線を追って微笑む。「ヴィンセントも...

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