第17章患者は私の元カノ?!

レイラ視点

ノアは目を見開き、涙のことなどたちまち忘れてしまったようだった。興奮が表情を塗り替える。「ほんとに? ほんとなんだね?」

その瞳に走った希望のきらめき。何か特別な約束をするときのミアの顔と、まったく同じだった。似すぎていて、胸が詰まり、息が一瞬止まる。

「もちろん本当よ」私はやさしく微笑んで言い聞かせた。「子どもに嘘はつかない」

昼食を終えると、私は紙切れに自分の番号を書き、ノアに手渡した。ノアはそれを丁寧に折りたたみ、まるで宝物でもしまうみたいにポケットへ入れた。

「約束して。もう、家出はしないこと」私はきっぱり言い、彼の目の高さまで腰を落とした。「危ないし、お父さんだ...

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