第171章彼の露骨な所有性

レイラ視点

セロンの言葉を耳にした瞬間、私は目を見開き、呆然としてしまった。こんな短い時間で、この人がそこまで考えを巡らせていたなんて思いもしなかったし、そんな想いを密かに抱えていたことも予想していなかった。

どう返せばいいのか、適切な言葉が見つからない。私が黙り込んだのを見て、セロンは距離を詰め、そっと私の唇を噛んだ。

「でも大丈夫。もう分かった。レイリー、俺は待ってろって言っただろ。だからちゃんと、正面からお前を口説く。お前の家が反対するなら、時間をかけて根負けさせればいい。いずれ折れるさ。だから――俺だけ見てろ……俺たちには子どもが二人いるんだから」

私は口を半開きにしたまま、言...

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