第18章気まずい親密さ

レイラ視点

「ジェームズ」部屋の中から聞こえてきたセロンの声は、危険なほど落ち着き払っていた。「警察に通報するだけじゃない。記者にも連絡しろ。自称専門家が患者をだまそうとした――そんな話、連中が食いつかないわけがないだろう」

ジェームズはうなずき、すでに連絡先をスクロールしている。「ただちに、旦那様。すぐに飛びつく記者なら何人か心当たりがあります」

胸の内側で心臓が暴れ、肋骨を叩く音がするみたいだった。ジェームズの言葉を理解しようとしても、頭が追いつかない。警察に通報するだけじゃない、記者にまで? そんな――ありえない。

「記者?」私は声を潜めて吐き捨てた。顔から血の気が引いていくのが...

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