第188話彼をここに引きずり込むことはできなかった

レイラ視点

「レイリー、そんなこと言わないで!」母の声はきっぱりとしていて、母親としての庇護欲を宿した目が鋭く光った。母は私の手を両手で包み、ぎゅっと強く握る。「全部あなたのせいじゃないのよ、いい子。最初からずっと、あなたの責任なんかじゃない。私たちは、あなたとあなたの兄弟たちを何よりも大切に思ってる。誰かが傷ついているのを見るのは、胸が張り裂けそうなの」

母は続けた。「噂なんて聞いちゃだめ。あなたを家に連れて帰ったことを、私たちが一度でも後悔したことがある? ないわ。あなたは私たちの娘、それだけ。大事なのはそれだけよ。愛してるし、あなたのためなら何だってする」

「ママ……」私は堪えきれ...

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