第192課ここをマイホームにしたいですか?

セロン視点

レイラがすぐに俺の問いを否定しなかったのを見て、胸の奥がふっと軽くなった。もし「以前、俺を愛したことがあるのか」と尋ねていたなら、彼女はきっと噛みつくように言い返しただろう。あの頃の自分は見る目がなかった、相手を間違えたのだと、ありとあらゆる言葉を並べて、俺への気持ちを否定してみせたに違いない。

だが今、彼女は何も言わなかった。つまり、俺はまだ彼女の心のどこかに居場所を持っているということだ。気分は一気に持ち上がり、表情まで喜びで明るくなるのが自分でもわかった。

俺たちは心地よい沈黙のまま食事を続けたが、やがてレイラの電話が鳴った。彼女は画面をちらりと確認すると、俺に「しーっ...

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