第22話可愛い女の子との出会い

セロン視点

「大丈夫そうです、旦那様」ジェームズが答えた。「ただ驚いただけで」

「それじゃ答えになっていない」苛立ちがじわじわと募り、声が硬くなる。

ノアはもうシートベルトを外していた。「僕が見てくるよ、父さん」

止めたい気持ちもあったが、頑として譲らない顎の角度が目に入る。俺は黙ってうなずき、彼が車を降りていくのを見送った。

ジェームズに命じる。「車椅子を持ってこい」

ジェームズは手早く子どもの様子を確かめ、それからトランクから俺の車椅子を取り出した。

ノアが外へ様子を見に行く間、俺は降りる支度をする。杖で立ち上がったところでようやく、ピンクのワンピースを着た小さな少女の姿が見...

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