第220話私の前にひざまずいた

セロン視点

レイラは口元に半分だけ笑みを浮かべ、戯れるようでいてどこか警戒した目をこちらに向けた。「ほかに何を望んでるの? 壁、薄いのよ。パパがいつ入ってきてもおかしくない」

俺は一拍置き、彼女の忠告を真面目に受け止めたふりをしてから、ゆっくりと笑った。「ただ、おやすみのキスをしに来ただけだ。でも今のを聞いたら……もっとしたくなる」

レイラは牽制するような視線を投げてきたが、瞳の奥では愉快さが踊っているのが見えた。「パパが入ってきて殴られても平気なら、どうぞ試してみたら。さっきは運がよかっただけ。次もそうとは限らないわよ」

脅しているつもりの彼女を見た瞬間、胸の奥が欲望で膨らんだ。警告...

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