第227話アンダー・ファイア

セロン視点

ドリューと俺は研究所の廊下を駆け下り、アダムの治療室へ急いだ。周囲の破壊は凄まじく、砕けた扉や窓のガラスが床一面に散らばって、前方は一歩間違えれば命取りになりかねない危険な道になっている。

戦闘音が廊下に反響していた――警備要員たちが侵入者と交戦している。鈍い衝撃と息の荒さからして、激しい近接戦闘だ。アダムの治療室に近づくほど、胸の奥で焦りが膨らんでいく。

不意に直感が警鐘を鳴らした。何かがおかしい。俺はドリューに警告の視線を投げ、即座に歩調を上げた。

「もっと急ぐぞ」抑えた小走りに移りながら促す。

ジェームズが近隣の警備班に連絡を入れていた。治療区画へ差しかかる頃、援護...

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