第228話彼は撃たれた

レイラ視点

わたしはソフィアと並んで車内に座り、視線を一度も研究施設の入口から外せずにいた。胸の鼓動が肋骨を内側から叩き、檻に閉じ込められた小鳥みたいに暴れている。セロンとドリューが中にいる一秒一秒が永遠のように長かった。動きが途切れて静まり返る瞬間は、騒然としているときよりもむしろつらい――少なくとも物音がしている間は、まだ戦っている、まだ生きていると信じられたのに。

運転席からジェームズが振り返った。いつもは冷静なその顔に、珍しく心配の色が浮かんでいる。「レイラお嬢様、あまりご心配なさらずに。スターリング様がきっと対処なさいます」

わたしは反射的にうなずいた。けれど心の中では叫んでい...

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