第231話手伝ってくれる?

セロン視点

ジェームズが医務室に入ってきた。険しい表情ではあるが、職務に徹した顔つきのまま、俺のベッドサイドへと歩み寄る。

「予備報告がまとまりました、閣下」彼は室内に俺たちしかいないにもかかわらず、声を低く抑えて言った。

俺はうなずき、続けるよう促した。

「狙撃手の名はレオ。ブラック・イーグル所属の殺し屋です。ただし、彼は実行役にすぎません。依頼の取りまとめは別の人間が担当しています」

ジェームズは眉間にしわを寄せたまま言葉を継ぐ。「依頼主は相当用心深い。これがシェインとキャサリンに繋がる確かな証拠は掴めていません。真相に辿り着くには、骨が折れそうです……」

驚きはなかった。もし...

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