第246話私の部屋に入れなかった

レイラ視点

父は私を軽く抱きしめた。「あいつはヘイヴンに行って、ちょっと用事を片づけてる。すぐ戻るさ」

それから父はテロンに力強い握手を交わし、子どもたちをまとめて熊みたいに抱き上げたものだから、二人はくすぐったそうに笑い転げた。

父は芝居がかった仕草で椅子を引いてくれる。「旅は疲れただろう? お母さんがね、栄養のある特別なスープを料理人に作らせたんだ。たっぷり飲むんだぞ、いいな?」

その心配がうれしくて、私は微笑んだ。「うん、お父さん。わかった」

食事の間じゅう、父の目は私の皿から離れなかった。私が何かを食べ終えるたび、父は間髪入れずに次の料理を足していく。気づけば皿は、選りすぐり...

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