第275章最初に結婚許可証を取得

レイラ視点

身体からはすっかり力が抜け落ちていた。テロンがそっと後始末をしてくれる間、私は彼の胸に身を預けることしかできない。触れ方は終始やさしくて、ついさっきまでの燃えるような激しさとはまるで別人みたいだった。

温かな濡れタオルが、慎重で正確な動きで肌の上を滑っていく。彼の目は私の表情を逃さず、少しでも痛がる気配がないか見守っていた。

ようやくベッドに戻ると、疲れが骨の芯まで沈み込んできた。熱を帯びた肌にシーツの冷たさが心地よく、テロンが私を引き寄せる。背中は彼の胸にぴたりと収まり、腕が腰に守るように回される。首筋に落ちる吐息が温かい。

「大丈夫か?」彼は低く、やわらかく尋ねた。声の...

ログインして続きを読む