第293章新しい人生:苦痛の後の幸せ

レイラ視点

冷たい分娩台に横たわり、さっきよりもさらに強い痛みの波が全身を叩きつける。唇をきつく噛みしめ、額に落ちた髪のほつれが汗でぐっしょり濡れていた。この瞬間、十か月に及ぶ待ち時間が、ようやく終わりへと辿り着いたのだ。

「深呼吸。そう、その調子。母親学級で練習したとおりですよ」看護師が穏やかに導いてくれる。

「あと……どれくらい?」二度の陣痛の合間を縫って、私はやっとの思いで問いかけた。

「いま子宮口は七センチです。もう少し頑張りましょうね」看護師は励ましながら、私の顔の汗を拭ってくれた。「とても上手にできていますよ」

私は弱々しくうなずき、空気を求めて喘いだ。「痛い……本当に、...

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