第36話ためらわずに私を信じて

レイラ視点

「まったく、あなたがそんなことするなんて、絶対に信じない!」ソフィアが叫んだ。その声には疑いの入り込む余地がないほどの確信が満ちていて、胸の奥で固く結ばれていたものがふっとほどけるのを感じた。

私は彼女を見つめた。即座に、しかも揺るぎなく私を庇うその態度が意外だった。「詳細も聞かないうちから、私が無実だって決めるの?」

ソフィアは呆れたように目をぐるりと回した。「あなたを信じないで、誰を信じろっていうの? あなたがどんな人か、私がいちばん知ってるわ」彼女はワインのボトルに手を伸ばし、私たちのグラスにもう一度注ぎ足した。「頭は切れるし、努力家だし……小指の先にある誠実さだけでも...

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