第39話奇妙なコラボレーション

レイラ視点

つまり、彼がずっと待ち続けてきた相手がいた、ということだ。

だからこそ、あれほどの財産と地位がありながら、離婚後も彼が再婚しなかったのだと腑に落ちた。

胸の奥に、苦い悟りがじわじわと広がっていく。心に別の誰かがいたのなら、どうしてそもそも私と結婚することに同意したの?

私たちの結婚は、彼にとって何の意味もなかったのだろう――ただの取引。状況が変われば切り捨てられる、家同士の都合のいい同盟にすぎなかった。

眠っているノアを見つめた。小さな胸が呼吸のたびに上下し、熱で赤らんでいた頬は少しずつ冷めていっている。

テロンの視線は息子に釘づけのままで、彼が私の内側に巻き起こした感...

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