第40話閉じ込められた

レイラ視点

理解が追いついた瞬間、脳がふっと停止したようになった。研究用サンプルが突然手に入らなくなったことから、この出来すぎたタイミングの「共同研究」まで――その一連の筋書きを描いたのは、ほかでもないセロンだったのだ。

怒りが胸の奥でぶくぶくと泡立ち、熱く、止めようもなく膨れ上がる。私は磨き上げられた会議用テーブルに掌を叩きつけ、並んだ水のグラスを跳ねさせた。

「セロン・スターリング、最初からそのつもりだったの? サンプルを全部買い占めておいて、ランドール製薬と共同研究するふりをしたのね!」声が、急に静まり返った室内に反響した。

スミス博士は私の剣幕に身をすくめ、先ほどまでの自信満々...

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