第47話恥ずかしくて凍りついた

レイラ視点

「ノア、痛い?」私はそっと尋ね、彼のそばにしゃがみ込んだ。念入りに様子をうかがう声には、心配がにじんでいた。

ノアは健気に首を横に振った。「ううん、大丈夫」そう言い張ったが、目が違うことを語っていた。

母性が勝手に作動する。私はそっとズボンの裾をたくし上げ、膝を確かめた。白い肌に、怒ったような赤い痕がぷくりと浮かび始めているのを見て、胸の奥でひやりと痛む。小さな怪我が、思いがけないほど強い庇護欲を呼び起こした。

(なんて勇敢な子。もう赤くなってるのに、痛くないなんて言うんだもの)

私は迷わずバッグに手を入れ、いつもミアの擦り傷や打ち身に備えて持ち歩いている小さな応急スプレ...

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