第48章 4人家族

レイラ視点

何が起きているのかを悟った瞬間、穴があったら潜り込んで、このまま永遠に消えてしまいたい気分になった。

「セロン・スターリング」歯を食いしばり、彼にだけ届くよう声を落として私は吐き捨てた。「どうしてあなたは、いつでもどこでもそんなふうになれるの? よりにもよってスターリング・グループの最高経営責任者でしょう。自制心はどこに置いてきたのよ」

見下ろす彼の瞳が、すっと暗く沈んだ。「君のほうだろう」彼は静かに責めるように言う。「腰の横の、俺の弱いところに押しつけてきたのは」

私ははっとした。腰の脇――結婚していた頃に、私が偶然見つけた彼の弱点。無意識にそこを刺激してしまい、こんな反...

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