第51章保護本能

レイラ視点

彼がどうしても言いたいことを抱えているのだと、私はすぐに悟った。彼の手は私の腰から滑り、テーブルの下で指先を絡め取るように握ってくる。握力は強く、容赦がない。

私は彼の頼みを真正面から拒みはしなかったが、真っ白で清潔なテーブルクロスの下では、指を動かして彼の手をこじ開けようとしていた。

どうして普通に言葉で話せないのだろう。話があるたびに、触れてくる――その癖は本当に腹立たしい。

しかも、わざとやっているように見えた。手を離そうとしないだけでなく、その位置のまま保ち、私の指先が彼の指に抗うのを許している。まるで、私たちだけが知っている内輪の遊びでもしているみたいに。

「ジ...

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