第62章縛る絆

レイラ視点

全身が衝撃でこわばった。こんなの、私が望んだ展開じゃない!

抗議しようと口を開いたその瞬間、セロンは隙を逃さず、手慣れた正確さで口づけを深めてきた。ぞっとするほどの一瞬、彼の大胆さと、予期せぬ感覚が私の内側を押し流し、頭の中が真っ白になる。

ようやく感覚が戻ると、私は必死に彼の胸を押し返した。憤りで思考が駆け巡る。この男……いつだって私に好き勝手しようとする! どうして何もかも自分の思いどおりにしなきゃ気が済まないの? 会うたびに、彼は条件を一方的に決める。まるで私の同意なんて、あってもなくてもいいと言わんばかりに。

反抗心が胸の奥でせり上がった。彼の人生のすべてと同じよう...

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