第68章すべての時代を断つ

セロン視点

俺は身を乗り出した。互いの顔は、もう数インチと離れていない。彼女の速まった息が肌にかかるのがわかった。

「あなたには関係ないでしょ」彼女は言った。冷え切った声で、こちらとの距離を作ろうとする。

顎がきゅっと固まり、歯を食いしばる。内側からせり上がってくる怒りの奔流を抑え込もうと必死だった。

「どうして関係ない?」俺は言い返した。

彼女の視線が硬くなる。「私たち、もう離婚してるのよ、セロン。ある事情さえなければ、今ごろ完全に他人になってた」

完全に他人? あれほど多くを分け合ってきたのに? 過去をそんなふうに簡単に切り捨てられると思うと、胸の奥から黒く苦いものが湧き上がっ...

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